イラストレーターの
中原淳一さんのおしゃれ読本、「あなたがもっと美しくなるために」を読み返しました。
この本は、中原さんが昭和30年代に連載していた雑誌と新聞のエッセイとイラストをまとめたものです。
女性のための、おしゃれやエチケットなどについて書かれています。
当時の女性たちが、どのようにおしゃれを楽しみ、生活していたのかがよくわかって興味深いです。
例えば、
「去年のセーターは編み直しましょう」 とか、
「ブラブラしたイヤリングは職場ではだめ」 とか、
「よその家を訪問したとき、玄関に並べられたスリッパをかまわずはくのではなく、その日のあなたの来ているドレスの色を考えて選びなさい」 とか、
「新しくオーバーを作るときは、なるべく大きめに作り、二年も着たらサッとといて新しい形に作り替えると、六年に三度新しい形が着られる」 などなど。
当時の女性たちは、自分で自分の洋服(コートまで!)を作っていたことにビックリです。
雑巾すら、まともに縫えない私が昭和30年代で生きていくのはかなり難しそうです。
だけど、自分でデザインを考えて手間暇をかけて作った洋服だからこそ、愛着を持って大事に着ることができるのでしょう。
690円でジーンズが買えてしまう昨今ですが、どちらが豊かな生活か?と問われれば、言わずもがなのようです。
エチケットとして、
「
ハンカチは三枚必要」だそうです。
一つは手を洗ったときに拭くため、一つは食事によばれた時にヒザの上に置いたりするため、一つはちょっと顔の汗をふいたりするもの、だそうです。
引用文-
「ちょっとハンカチをかして下さい」などとだれかにいわれた場合に、「あら、こんなよごれているんですけれど、よかったら・・・・・」などと、うすよごれて、おまけに、しっとりぬれたハンカチをださねばならないのでは困ったものです。 私の場合は、夏場は手ふき用と汗拭き用の2枚を持ち歩いていますが、さすがに3枚ともなると、どれが何用だったかわからなくなって、どれもこれも中途半端に使ってしまい、いざハンカチを貸すタイミングには、どのハンカチもしっとりと濡れていそうです。
また、「
パーマネントがのびた時」は、
引用文-
明日にでもかけに以降と思っているといっても、それは他のひとには分からないのですから、そんなちょっとの間でも出来るだけ美しくしているようにしましょう。 ごもっともです。なかなかそうは問屋がおろさないのが現実です。
だけど、すごく忙しそうなのに、いつ美容院に行っているのかわからない、いつも綺麗にしている人っていますよね。尊敬します。
中原淳一さんの本は、いろいろな楽しみ方ができて、面白いです。