石川結貴さんの「ネトゲ廃女」を読みました。
ネトゲとは、ネットを通じたオンラインゲームのことで、
廃女の説明の前に
「廃人」の説明をすると、
略
ネットゲームによって通常の社会生活を送れなくなったり、世間からドロップアウトした人を指して「ネトゲ廃人」という言葉が使われている。
寝食を忘れてゲームにのめり込み心身の健康を損なう人。
レアなゲームアイテムやゲーム内で使う装備品ほしさに消費者金融で数百万円もの借金をする人。
顔も洗わず、歯も磨かず、髪も髭も伸び放題、歩くこともなくなって筋肉が衰え、「人間らしい外見」を失っていく人。
そんな「廃人」には、一方で別の意味もあるという。
尊敬、自慢、羨望、憧れ。
つまり「廃人」と呼ばれるに至るまでゲームを極めた人、高いスキルを得た人に対する「敬意」を込めて使われる場合があるというのだ。
また「廃人」だけでなく、「廃」という一文字で表す場合もある。
崇める対象として「廃神」とも呼ばれ、高いレベル、つまりハイレベルのことを「廃レベル」ともいうらしい。
以下略 つまり
「廃女」とは、「廃」になった女性のことです。
この作品は、「ネトゲ廃女」になった30代~50代の主婦9名に作者の石川さんがインタビューをしたノンフィクションです。
ゲームをする人は、若者、しかも男性、そんなイメージはなかったでしょうか?
私はこの本を読むまで、ゲームしている人のほとんどがオタク青年だと思っていました。
ところが、
無料オンラインゲームをしている(特に平日の昼間)人の多くが主婦だそうです。
そして、
この本で紹介されているのは、いずれも「廃」にまでなった人たちですから、
1日15時間以上ゲームをし、家事は適当(夫と子どもの食事はレトルト食品や出前が主)、仕事先にはゲームのために仮病の電話をし、あげくにはトイレやお風呂の時間も惜しんでひたすらゲームをする、
という、家族との時間ばかりか人間として最低限の生活までも犠牲にして、ただゲームのためだけに毎日生きている、という方々です。
それは、ごく限られた人たち。
私とは関係ないこと。
そんな風に思っていませんか?
だけど、
彼女たちもネトゲを愛している以外は、ごく普通のどこにでもいる、あるいは、普通以上に幸せそうに見える(現に幸せな生活をしている人もいる)奥さんたちなのです。
お酒や煙草、パチンコや麻薬と同じ。
気楽な気持ちで始めると、いつのまにかやめられなくなって、依存症となる。
ネトゲは、中毒性があるのです。 私は絶対ゲームにハマる!という確信があったので、ファミコンにもPSにもDSにもWiiも買いませんでした。
時々、yahooの無料ゲームをすることはありますが、登録が必要なゲームは面倒なのでやりません。
1時間以上遊んでしまうと、「もったいない時間の使い方をした」と自己嫌悪に陥ったことがあるので、最近は全然やっていません。
だから、ハマッってしまって「廃」にまでなった人たちの気持ちも分かります。
自分が依存してしまうのが怖いので、近寄らないだけなのです。
この本を読んで以来、テレビで携帯電話の無料オンラインゲームのCMを見ると、怖くなります。
人気タレントさんが楽しそうにゲームで遊んでいる姿を見て、軽い気持ちでゲームを始める人、たくさんいるんだろうな・・・。
自制心を持つことは大切ですが、中毒性があるものに関しては難しいです。
「面白そうだからやってみよう」とネトゲを始める前に、「ネトゲ廃女」を読んでおくと依存症にはならないし、そもそも始めようとも思わないかもしれません。