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カテゴリ:詩

  • ゲーテ
    [ 2010-03-26 16:28 ]
  • 薔薇
    [ 2010-01-21 17:53 ]
  • 癒しと叱咤激励と・・・
    [ 2010-01-12 15:41 ]
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    [ 2009-12-16 19:19 ]
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  • 美しいことだけでは生きていけない
    [ 2009-12-13 17:45 ]
  • 日本の名詩を読みかえす
    [ 2009-12-11 11:03 ]
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    [ 2009-04-24 14:21 ]
  • 道程
    [ 2009-04-13 15:54 ]

ゲーテ

 肝に銘じるべきこと

 ああ 人はどうすればよいのだろう?
 じっとしているのが?
 自分自身にしっかりとしがみついているのが?
 あくせく動きまわるのが?
 ささやかな家を建てるのが?
 テントのなかに暮らすのが?
 砂の上でなく岩の上に住むのが?
 とはいえ 堅固な岩でもゆらぐ
 ひとつの助言がだれにもあてはまるわけではない!
 各自が 自分の行動に気をつけること
 各自が 自分の足もとに気をつけること
 まがりなりにも立っている者は 倒れないようにすること!




 考えてもごらん

 この上まだ あちこちをさまようつもり?
 ほうら いいものはすぐそばにある
 幸福をつかまえることだけをただこころがけていればいいのさ
 幸福は意外にすぐそばにある





 昔の人は良いこと言ってるね。



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by chimamotto | 2010-03-26 16:28 | | Trackback | Comments(2)

薔薇



 薔薇二曲          北原 白秋

    一

 薔薇ノ木ニ
 薔薇ノ花サク。

 ナニゴトノ不思議ナケレド。

    二

 薔薇ノ花。
 ナニゴトノ不思議ナケレド。

 照り極マレバ木ヨリコボルル。
 光リコボルル。   



 家のミニバラが一輪、咲き始めました。
 携帯で撮ると、なぜかピンボケしてしまいます。

 ナニゴトノ不思議ナケレド、咲いている花を見つけると嬉しくなるのです。


 薔薇といえば・・・。



続きはこちらへ。

by chimamotto | 2010-01-21 17:53 | | Trackback | Comments(0)

癒しと叱咤激励と・・・

 新年早々に、偶然出会ったその詩は、私の心に突き刺さりました。

 それが、茨木のり子さんの詩、「汲む -Y・Yに-」です。

 
 汲む
     -Y・Yに-

 大人になるというのは
 すれっからしになることだと
 思い込んでいた少女の頃
 起居振舞の美しい
 発音の正確な
 素敵な女のひとと会いました
 そのひとは私の背のびを見すかしたように
 なにげない話に言いました

 初々しさが大切なの
 人に対しても世の中に対しても
 人を人とも思わなくなったとき
 堕落が始るのね 堕ちてゆくのを
 隠そうとしても 隠せなくなった人を何人も見ました
 
 私はどきんとし
 そして深く悟りました

 大人になってもどぎまぎしたっていいんだな
 ぎこちない挨拶  醜く赤くなる
 失語症 なめらかでないしぐさ
 子供の悪態にさえ傷ついてしまう
 頼りない生牡蠣のような感受性
 それらを鍛える必要は少しもなかったのだな
 年老いても咲きたての薔薇  柔らかく
 外にむかってひらかれるのこそ難しい
 あらゆる仕事
 すべてのいい仕事の核には
 震える弱いアンテナがかくされている きっと・・・・・
 わたくしもかつてのあの人と同じくらいの年になりました
 たちかえり
 今もときどきその意味を
 ひっそり汲むことがあるのです



 この詩を読んで、自分でも嫌気がさし、強くなりたい!と鍛えようと努力しても、いつまでたっても傷つきやすい己の魂が、とてもとても大切なものであることに気づいたのです。
 そして、私が最も軽蔑する人達こそ、感受性の鈍い「堕ちてゆくのを 隠そうとしても 隠せなくなった人」達であったことを確信したのです。
 私の魂は、ひどく敏感ですぐに傷つく生牡蠣ですが、同時に咲きたての薔薇のように柔らかく気高く尊いものだったのです。


永遠の詩 (全8巻)2 茨木のり子

茨木 のり子 / 小学館




 茨木さんの作品で、私のもうひとつのお気に入りは・・・。



続きはこちらへ。
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by chimamotto | 2010-01-12 15:41 | | Trackback | Comments(2)

 朝、目が覚めると、雪が積もっていました。
 
 今も、ちらちらと雪が降ってます。

 こんな日には、こんな詩がピッタリ。


 雪     三好達治

 太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ゆりつむ。

 次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪ふりつむ。


 「日本の名詩を読みかえす」より。

 
 とても短い詩で、簡単な言葉を繰り返して使っているだけなのに、静かな里に真っ白い雪がしんしんと降り積もっている様子が目に浮かぶようです。
 こんな日は、暖かい家の温かい毛布にくるまれて、眠るのが最高に幸せ。

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by chimamotto | 2009-12-18 16:15 | | Trackback | Comments(0)

あばずれ

 あばずれ     ハイネ

 ふたりはぞっこん惚れあった仲でした。
 女はあばずれ 男は盗っ人
 男がひとかせぎするたびに
 女は両手を叩いて ベッドの上で笑いころげました

 毎日毎日 おもしろおかしく過ぎていきました
 毎夜毎夜 女は男の胸もとでねむりました
 男が牢獄にしょっぴかれたとき
 女は窓べに立って笑ってました

 男は人を介して言いました -「頼む 逢いに来てくれ 恋しくてならぬ
  おまえの名をいつも呼んでいる 焦がれ死にそうだ」
 女はただかぶりをふって笑ってました
 
 午前六時 男は首を吊られました
 七時 死体が墓に埋められました
 でも八時には 女は
 赤ブドウ酒を飲んで 笑ってました


 「世界の名詩を読みかえす」より

世界の名詩を読みかえす

葉 祥明 / いそっぷ社



 時代も国籍も問わず、女は強し!ということでしょうか?
 もともと男性の方がロマンチストなんでしょうね。

 それにしても、翻訳するときに、「あばずれ」という言葉を選択したことが素晴らしいです。
 「あばずれ」って、日常生活で実際に使用したことはないかもしれません。
 なのに、その響きだけで、くわえ煙草で化粧の濃い真っ赤なドレスを着た女性を想像してしまいます。
 自分が想像した「あばずれ」像に、昭和の香りがします。
 (友近さんがコントで使いそうな言葉です)

 広辞苑で調べてみると、
 わるく人ずれしてあつかましい者。すれっからし。現在は多く女にいう。(「阿婆擦れ」の字を当てる」)
 とのこと。
 
 現在は多く女にいうってことは、男性に使っても間違いではないんですね。
 当て字からすると、阿呆な婆になっていくってこと?
 あばずれは、ずる賢くて頭が良さそうなので、阿呆が語源ではなさそう。まあ当て字だしね。


 「世界の名詩」の中に「あばずれ」という詩が選出されていることも面白いです。


 
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by chimamotto | 2009-12-16 19:19 | | Trackback | Comments(2)

死ぬときの言葉

 婆さん蛙ミミの挨拶     草野心平

 地球さま。
 永いことお世話さまでした。

 さやうならで御座います。

 ありがたう御座いました。
 さやうならで御座います。

 さやうなら。




 黒板     高見順

 病室の窓の

 白いカーテンに

 午後の陽がさして

 教室のようだ

 中学生の時分

 私の好きだった若い英語教師が

 黒板消しでチョークの字を

 きれいに消して

 リーダーを小脇に

 午後の陽を肩さきに受けて

 じゃ諸君と教室を出て行った

 ちょうどあのように

 私も人生を去りたい

 すべてをさっと消して

 じゃ諸君と言って



 「日本の名詩を読みかえす」より。
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by chimamotto | 2009-12-14 15:41 | | Trackback | Comments(2)

美しいことだけでは生きていけない

 苦しい頃     林芙美子

 隣人とか
 肉親とか
 恋人とか
 それが何であろう-

 生活の中の食ふと言ふ事が満足でなかつたら
 描いた愛らしい花はしぼんでしまふ
 快活に働きたいものだと思つても
 悪口雑言の中に
 私はいぢらしい程小さくしやがんでゐる。

 両手を高くさし上げてもみるが
 こんなにも可愛い女を裏切つて行く人間ばかりなのか!
 いつまでも人形を抱いて沈黙(だま)つてゐる私ではない。

 お腹がすいても
 職がなくつても
 ウヲオ!と叫んではならないんですよ
 幸福な方が眉をおひそめになる。

 血をふいて悶死したつて
 ビクともする大地ではないんです
 後から後から
 彼等は健康な砲丸を用意してゐる。
 陳列箱に
 ふかしたてのパンがあるが
 私の知らない世間は何とまあ
 ピヤノのやうに軽やかに美しいのでせう。

 そこで始めて
 神様コンチクシヤウと吐鳴りたくなります。
  




 くらし     石垣りん

 食わずには生きてゆけない。
 メシを
 野菜を
 肉を
 空気を
 光を
 水を
 親を
 きょうだいを
 師を
 金もこころも
 食わずには生きてこれなかった
 ふくれた腹をかかえ
 口をぬぐえば
 台所に散らばつている
 にんしんのしつぽ
 鳥の骨
 父のはらわた
 四十の日暮れ
 私の目にはじめてあふれる獣の涙。
  「日本の名詩を読みかえす」より

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by chimamotto | 2009-12-13 17:45 | | Trackback | Comments(2)

日本の名詩を読みかえす

 最近、詩がアツイ!
 私の中で、とても、アツイ!

 詩を読みたい。だけど、誰のどの詩集?と問われれば、答えられない。
 昔から、小説はよく読んでいたけれど、詩となると教科書で読んだことがあるぐらい。
 
 そんな私にピッタリの詩集がありました。
 それは、高橋順子さん編・解説の「日本の名詩を読みかえす」

日本の名詩を読みかえす

葉 祥明 / いそっぷ社



 日本の有名な詩人の詩を詩人の高橋さんが選出し、各詩にまつわるエピソードをふまえ解説してくれていてとてもわかりやすいです。
 その上、詩にピッタリなイラストも添えられていて、詩の世界にどっぷりと浸ることができまする。

 
 こども     山村暮鳥
 
 ぼさぼさの
 いけがきの上である
 牡丹でもさいてゐるのかと
 おもつたら
 まあ、こどもが
 わらってゐたんだよう



 草に すわる     八木重吉

 わたしの まちがひだつた
 わたしのまちがひだつた
 こうして 草にすわれば それがわかる



 天の声     高見順

 ちようど頭の真上で
 飛ぶ鳥が
 ちつと言った
 よし分かつた
 と僕は言つた

 全く僕は今まで
 不注意だつた
 そういう注意に
 そういう天の声を
 いつも聞きのがしていた



 新しい沓下(くつした)     田中冬二

 銀行へ出勤(で)てゐて
 ふと苛立たしい気になることがある
 その時私は思ふ
 今日私は新しい沓下を穿いてゐるのだと
 その感情(おもひ)がわづかに悲しい心を
 制してくれる



 他にも気に入った詩がたくさんあるのですが、この本で初めて知った詩でごく短いものを載せてみました。

 「こども」は、読み終わった後思わず笑顔になりました。
 「草に すわる」は、こういう経験が私にもあったなあと共感し、その思いをわかりやすくこんな短い言葉で表現できる作者の才能に驚嘆しました。
 「天の声」では、忙しい忙しいが口癖で私もきっと天の声を聞きのがしてばかりいるんだろう、と後悔し、「新しい沓下」は、新しいものを身につけている日は、イヤなことがあってもいつもより大分気が楽になることを思い出しました。

 
 ますます詩が好きになりました。
 詩の初心者の方にオススメです。

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by chimamotto | 2009-12-11 11:03 | | Trackback | Comments(0)

汚れちまった悲しみに

 「はなまるマーケット」に、女優の新垣結衣さん がゲストで出演してました。

 新垣さんは、愛称ガッキー。ハタチの可愛い女優さんです。

 とりたてて気にしたことがない方ですが、今朝は、新垣さんの笑顔があまりにも清潔で爽やかで美しいので、ぼーっと最後まで観てしまいました。

 現在、松本潤さん主演のドラマ「スマイル」に出演中とのことです。


 若手女優さんは、みんな美しいですが、新垣さんってば、「ピュア」って言葉がピッタリな汚れのない女の子という印象を強く持ちました。


 ドラマの共演者やスタッフへ差し入れするために、一人でサーターアンダギー(新垣さんは沖縄出身)を110個も作ったそうです。

 ハタチの主演女優が、差し入れに手作りお菓子110個!

 あまりの健気さに、ちょっと感動しました。
 

 この汚れきった地球に、汚れを知らない乙女って、まだ生息してたんですね。


 私もハタチの頃は、新垣さんみたいにピュアな気持ちでキラキラした笑顔をしてたんでしょうか?

 そんなことを思ったとき、ふと、口から出た言葉。

 「汚れちまった悲しみに」

 これは、中原中也さんの詩だったなあ。

 でも、この一節しか思い出せない・・・。

 で、調べました。
 

 
 汚れつちまつた悲しみに

                 中原中也


 汚れつちまつた悲しみに

 今日も小雪の降りかかる

 汚れつちまつた悲しみに

 今日も風さへ吹きすぎる


 汚れつちまつた悲しみは

 たとへば狐の皮裘

 汚れつちまつた悲しみは

 小雪のかかつてちぢこまる


 汚れつちまつた悲しみは

 なにのぞむなくねがふなく

 汚れつちまつた悲しみは

 倦怠のうちに死を夢む


 汚れつちまつた悲しみに

 いたいたしくも怖気づき

 汚れつちまつた悲しみに

 なすところなく日は暮れる・・・・・




 最後の四行が、切ないです。

 「いたいたしくも怖気づき
 なすところなく日は暮れる


 まさに、そのとおり。


 
 ガッキーも「汚れちまった悲しみ」を感じる時がくるんでしょうか?

 それが大人になることなのかもしれませんが、新垣結衣さんには、いくつになっても今のままの綺麗な瞳を持った人でいてほしいなあと思いました。

by chimamotto | 2009-04-24 14:21 | | Trackback | Comments(2)

道程

 先日、早朝散歩をしていたとき、このような風景に出くわした。



 すると、なぜかするすると、私の口から詩が出てきた。

 「僕の前に道はない

 僕の後ろに道は出来る」


 高村光太郎さんの「道程」の一節です。

道程 (愛蔵版詩集シリーズ)

高村 光太郎 / 日本図書センター



 
 実は、この一節しか覚えてないんです・・・。

 では、「道程」の全文をどうぞ。


 道程
           高村光太郎


 僕の前に
 道はない
 僕の後ろに
 道は出来る

 ああ
 自然よ
 父よ
 
 僕を
 一人立ちさせた
 広大な父よ

 僕から目を離さないで
 守る事をせよ

 常に
 父の気魄を僕に充たせよ

 この遠い
 道程のため

 この遠い 道程のため





 今朝からの片づけですが、捜し物は未だ行方不明のままですが、今まで手つかずだったモノ達をあるべき場所に片づけ、約3時間がんばりました。

 ぼちぼち続けていきます。


 「僕の前に道はない

 僕の後ろに道は出来る・・・」

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by chimamotto | 2009-04-13 15:54 | | Trackback | Comments(2)