最近、詩がアツイ!
私の中で、とても、アツイ!
詩を読みたい。だけど、誰のどの詩集?と問われれば、答えられない。
昔から、小説はよく読んでいたけれど、詩となると教科書で読んだことがあるぐらい。
そんな私にピッタリの詩集がありました。
それは、
高橋順子さん編・解説の「日本の名詩を読みかえす」。
日本の有名な詩人の詩を詩人の高橋さんが選出し、各詩にまつわるエピソードをふまえ解説してくれていてとてもわかりやすいです。
その上、詩にピッタリなイラストも添えられていて、詩の世界にどっぷりと浸ることができまする。
こども 山村暮鳥
ぼさぼさの
いけがきの上である
牡丹でもさいてゐるのかと
おもつたら
まあ、こどもが
わらってゐたんだよう 草に すわる 八木重吉
わたしの まちがひだつた
わたしのまちがひだつた
こうして 草にすわれば それがわかる 天の声 高見順
ちようど頭の真上で
飛ぶ鳥が
ちつと言った
よし分かつた
と僕は言つた
全く僕は今まで
不注意だつた
そういう注意に
そういう天の声を
いつも聞きのがしていた 新しい沓下(くつした) 田中冬二
銀行へ出勤(で)てゐて
ふと苛立たしい気になることがある
その時私は思ふ
今日私は新しい沓下を穿いてゐるのだと
その感情(おもひ)がわづかに悲しい心を
制してくれる 他にも気に入った詩がたくさんあるのですが、この本で初めて知った詩でごく短いものを載せてみました。
「こども」は、読み終わった後思わず笑顔になりました。
「草に すわる」は、こういう経験が私にもあったなあと共感し、その思いをわかりやすくこんな短い言葉で表現できる作者の才能に驚嘆しました。
「天の声」では、忙しい忙しいが口癖で私もきっと天の声を聞きのがしてばかりいるんだろう、と後悔し、「新しい沓下」は、新しいものを身につけている日は、イヤなことがあってもいつもより大分気が楽になることを思い出しました。
ますます詩が好きになりました。
詩の初心者の方にオススメです。